石巻青果連合商業協同組合

トマト

ト マ ト
トマトの分類ではピンク系と赤系と緑系に大別される。ピンク系が生食用として、赤系は加工用に利用され
ている。赤系トマトには、抗酸化作用成分のリコピンが多く含まれていることで近年利用が高まっている。
品種の主力は完熟系大玉トマトであるが、甘さや色、調理用途の異なる品種が店頭で多く見られる。特に
糖度が高くコクのある中玉タイプはフルーツ感覚で利用されている。そのほか、カットの手間がないミニトマ
トやイタリア料理に使う加熱調理用トマトの人気も高い。加熱調理用品種は、うま味成分を多く含み果肉が
厚くゼリー部分が少ないものが多く、おでんや鍋物など和食にも利用されている。近年は赤色の色素であ
るリコペンを持たない緑色や黄色の品種やアントシアニンを含む紫色や黒色といった色の変わった品種も
出まわっている。
 

@色むらがなく、ツヤとハリがあるもの
A全体に硬くしまり、丸みがあるもの、
  果実が角張っているものは空洞果であることが多い
Bヘタが緑色で切り口が新鮮なもの
Cヘタの近くがひび割れているものは味が悪い
D果皮に白い細かな斑点が浮き出ているものは、
  水分過多の「水ぶくれ」で糖度が落ちる
 
熟したものは温度2〜7℃、湿度85〜90%で4日から7日程。未熟のものは温度10℃、湿度85〜90%で2週間程貯蔵可能家庭ではパックのまま冷蔵庫の野菜室へ。青い部分が残っている場合は、常温での保存がよい。
 
赤い色素はリコペンと呼ばれ、抗酸化作用がありガンや生活習慣病の予防が期待されている。脂溶性ビタミンEを同時に摂ると呼吸が高まるため、オリーブオイルとの相性がよい。また、免疫機能を高める効果があるカロテンを含んでいるほか、体内のナトリウムを排出するカリウムも含んでいる。
・調理用トマトは皮が厚いため、ソースにするときは皮をむいたほうが
  よい。また、種を取り除くと水っぽくならない。
・熟すとうま味のもとであるグルタミン酸が多くなるため、青いものは室
  温で熟させるとよい。
・オーブンなどでドライトマトにするとスープやソースの隠し味など調味
  料として利用できる。
・たくさんあるときは、トマトソースにして保存するほか、丸ごと冷凍もで
  きる。冷凍した場合は、スープやカレーなどに使うとよい。
※参考文献は「野菜と果物の品目ガイド」より

 
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